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MASERATI Quattroporteはどんな車?性能は?

画像参考:Quattroporte | クアトロポルテ

MASERATI Quattroporteの特長

Quattroporteはイタリアのスポーツカーメーカー、マセラティが販売する高級セダンです。
1963年に発売されてから、現在に至るまで50年以上の長きにわたって憧れの車として君臨してきました。
ヨーロッパの乗用車分類ではFセグメントに属するラグジュアリーセダンで、4を意味するQuattroと扉を意味するporteを組み合わせたQuattroporteは、4ドアを意味します。

1963年に登場した初代は4.1リッターのV8エンジンでしたが、後に4.7リッターに増強され、最高速度が230キロから255キロとなりました。

1974年に2代目が登場しています。
マセラティは1968にシトロエンに買収されたため、2代目のシャシーやエンジンはシトロエン・SMと同じものが使われています。
市場からはあまり評価されず、ほとんど生産されませんでした。

1975年、デ・トマソがシトロエンからマセラティを譲り受け、1979年に3代目が登場します。
発売に先駆けて1976年、コンセプトカーのマセラティ メディチIIを発表し、その後1979年に、クアトロポルテIIIの名前で市場に登場しました。
初代からのコンセプトであるV8エンジン・4カムが復活し、高級サルーンとして市場でも人気を博しました。

1994年に4代目が登場します。
ランボルギーニなど数々の名車のデザイナーとして知られるマルチェロ・ガンディーニがデザインを担当し、大型だった3代目に比べてコンパクトになりました。
エンジンはマセラティの高級スポーツカーであるギブリと同様のV6・DOHC24バルブエンジンと、クアトロポルテ専用のV6エンジンモデルが登場し、スポーツカーを強く意識したモデルとなっています。

2000年に生産中止になり、4年後の2004年に5代目が発表されました。
デザインはピニンファリーナ社のデザインディレクターであった日本人の奥山清行氏が担当しています。
1998年からマセラティはフェラーリの傘下になっており、フェラーリの技術が取り入れられているのが特徴です。
エンジンもフェラーリ・F430のエンジンをベースにした4.2リッターV8エンジンが採用されています。

2017年現在の現行モデルである6代目は、2013年に登場しました。
そのなかでもSタイプは410馬力、3.0リッターのツインターボ V6エンジンを搭載。
クアトロポルテ GTSには、530馬力、3.8リッターのツインターボ V8エンジンと非常にパワフルです。
いずれもフェラーリの工場で生産されています。

実燃費をインターネットの口コミでみてみると、5代目の4.2リッターエンジンでリッターあたり4km、6代目は3.0リッターエンジンで、リッターあたり6kmとなっています。