安全運転と体調の関係
体調管理は安全運転の基本です。
疲れやストレス、風邪などで体調が悪いと、注意力や集中力が衰えて、事故を起こすリスクが高まります。
まず疲労や体調不良が起こると、目の働きが衰えます。
このため運転中に最も大切な見る機能がうまく機能せず、危険物や事故の兆候を見落としたり、見誤ったりしやすいのです。
体調が悪いと、注意力や集中力も低下します。
ボーっとした状態に陥りやすく、居眠りしてしまうこともありますから、とても危険です。
さらに運転操作がおろそかになり、ブレーキやハンドルさばきが大ざっぱになって、運転ミスも起こしやすくなります。
反射神経も鈍くなるので、危険を認知して適切な対応をするまでの判断がとっさに行えず、ブレーキを踏むのが遅くなるでしょう。
疲れていたり体調が悪かったりすると、ちょっとしたことでイライラしてしまうので、慎重な運転ができにくくなります。
このように体調不良や疲れは、ドライバーにさまざまな悪影響を与え、安全運転の妨げになるのです。
その体調変化、体からの疲労サインかも?
疲労は毎日の積み重ねですから、本人が気づかないうちに疲れが溜まっていることがよくあります。
運転中は体調の変化や、体からのサインを見逃さないようにしましょう。
次のような兆候が現れたら、体が疲れているサインです。
何度もあくびをする、まばたきが多くなる、目が疲れる、まぶたがヒクヒクするといった兆候が出ることはありませんか?
肩が凝る、足がだるい、腰が疲れる、頭が重い、頭痛がする、前ばかりに注意が向いて、左右やバックミラーを見て側面や後方の注意確認をするのが面倒になるといった兆候も疲れのサインです。
このような兆候が現れたら、休憩をとってリフレッシュしましょう。
休憩してもまだ体調が回復しないときは、無理せず運転を切り上げることをおすすめします。
運転中は疲れを感じる前に、早めに早めに休憩をとるよう心がけてください。
特に長時間の運転では、適度な休憩はとても大切です。
疲労の兆候が出てから休憩をとるより、徴候が出る前に早めに休憩するほうが、効率よく回復できるからです。
まだ疲れていないから休憩は必要ないと考えずに、疲れる前に休憩しておこうと考えるクセをつけましょう。
休憩時にはストレッチなど軽い運動をして筋肉をほぐすことも大切です。
スピードを出したり無理な追い越しなどの乱暴な運転や、イライラ運転は緊張を高めるので疲れやすくなります。
安全運転を心掛け、ゆったりした気持ちでドライブを楽しみましょう。
ふだんから心がけること
安全運転のために、日頃から体調管理に注意してください。
運転の前日は激しい運動や、暴飲暴食は控えましょう。
お酒も飲みすぎは翌日に残ることがあるので控えめに。
そしてたっぷりと睡眠をとりましょう。