ジムニーの基本スペック
SUZUKI Jimny(JB64型)は、全長3,395㎜×全幅1,475㎜×全高1,725㎜という軽自動車規格サイズながら、卓越した居住性と走破性を両立させたコンパクトSUVです。
ホイールベースは2,250㎜、最低地上高は205㎜を確保。車両重量は約1,040kgで、軽快な操縦性を実現しています。
エンジンは658ccのR06A型直列3気筒DOHC12バルブICターボを搭載し、最高出力47kW(64PS)/6,000rpm、最大トルク96N・m(9.8kgm)/3,500rpmを発生。トランスミッションは5速MTまたは4速ATを選択可能で、街乗りからアウトドアまで幅広く対応します。
オフロード走行性能
Jimny最大の魅力は、ラダーフレームと前後3リンクのリジッドアクスル式サスペンションを採用した堅牢なボディ構造にあります。
駆動方式はパートタイム4WDで、高・低2速切替機能により泥濘(ぬかるみ)や急勾配にも対応可能。
アプローチアングル41°、ランプブレークオーバーアングル28°、ディパーチャーアングル51°、最低地上高205㎜などの数値を誇り、本格的な悪路走破性を実現しています。
カスタマイズ事例
オーナーが楽しむカスタマイズも多彩で、まずは吸排気性能を高めるスノーケル装着によるエアインテークの位置変更。
次にリフトアップキット導入で最低地上高をさらに向上させ、オフロード性能を強化する手法も人気です。
加えて扁平率を抑えたオールテレーンタイヤや頑丈なルーフラック取り付けにより、積載性とスタイルを両立させたカスタムも定番と言えます。
純粋なオフローダーとしての性能に加え、幅広いカスタマイズ性を備えるJimnyは、日常から冒険までユーザーの好みに合わせて進化し続ける一台です。
快適装備と内装デザイン
Jimnyの室内長1,770㎜、室内幅1,300㎜、室内高1,200㎜とコンパクトながら余裕を感じる空間設計。シートはしっかりとしたホールド性で腰を支え、長時間のドライブでも疲労を軽減します。
センターには7インチタッチスクリーンオーディオを備え、AppleCarPlay/AndroidAuto対応でスマートフォン連携もスムーズ。ドアトリムには大型グラブハンドルを装備し、乗降時の安心感を演出します。収納面では、センターコンソールやドアポケット、実用的な容量のグローブボックスを完備。新型では撥水シート表皮を採用し、アウトドアでの汚れにも強い設計です。
燃費性能と維持費
WLTCモード燃費は5速MT車で16.2km/L、4速AT車で13.2km/Lと、軽SUVとして平均的な数値を維持。燃料タンク容量は40Lで、一回の給油で約650km前後の走行が可能です。
自動車税は10,800円/年、重量税は新車購入時3年間で9,900円、翌年度以降6,600円/年。ラダーフレーム構造により部品点数が少なく、長期的なメンテナンスコストを抑えやすい点も魅力です。リセールバリューが高いため、売却時の損失を抑えられるのもJimnyの強みと言えます。