国産車

NISSANARIYAの性能と魅力

アリアの特徴とスペック

NISSANARIYAは電動化時代を象徴するクロスオーバーSUVで、全長4,595mm×全幅1,850mm×全高1,655mm(e-4ORCEモデルは1,660mm)というサイズをもちながら、滑らかなエアロフォルムで優れた空力性能を実現しています。
バッテリーは公称65kWhと90kWhの2種類をラインナップし、実際の使用可能容量はそれぞれ約63kWh/87kWhです。駆動方式は前輪駆動(FWD)モデルが160kW、AWD技術「e-4ORCE」搭載モデルは標準で205kW、バッテリー大型版のe-4ORCEで225kW、スポーツ指向のNISMOでは290kWまで出力が高められています。
航続距離はWLTCモードで、65kWh版FWDが360km、同AWDが340km、90kWh版FWDが500km、同AWDが460kmを誇り、日常~長距離ドライブまで安心して走行できます。0→100km/h加速はAWD標準モデルで約5.9秒、大容量バッテリー版で約5.7秒、NISMOで約5.1秒です。

先進技術の紹介

ARIYAの最大の魅力は前後2モーターを連携制御し、路面状況に応じて最適なトルク配分を行う「e-4ORCE」です。悪路やワインディングでも車両姿勢を安定させ、乗員に違和感のないスムーズな走りを提供します。サスペンションやブレーキも電子制御化されており、高速域から低速域までシームレスに安定感を維持します。
ドライバー支援システム「プロパイロット2.0」は、高速道路上でのハンズオフ走行支援に対応。レーン中央維持や渋滞時の停止・再発進を自動化し、疲労軽減に寄与します。さらに、12.3インチのデュアルディスプレイはナビ・運転支援情報をひとつの画面で直感的に操作可能。BOSEプレミアムサウンドやワイヤレス充電、ヘッドアップディスプレイなど快適装備も充実しています。

ユーザーの評価とレビュー

オーナーからは「加速のリニア感が心地よく、高速でも静粛性が高い」「寒冷地でも航続距離が大きく落ちず安心」といった評価が寄せられています。特にe-4ORCEの安定感は、雨天時や悪路での安心感に直結すると好評です。
車内空間は広く、後席の足元・頭上ともに余裕があり、長時間ドライブでも疲れにくいという声が多いです。荷室容量も一般的なSUV以上の実用性を備え、ゴルフバッグやキャンプ道具なども余裕をもって積載可能です。
一方で、価格帯は約550万円~680万円と高価格帯に位置し、「もう少し手頃だと導入しやすい」との意見もあります。しかし「先進機能と未来感あるデザインを両立したEVの先駆け」として、幅広い層から支持を集めています。

全体を通じて、ARIYAはEVらしい静粛性と俊敏な走り、充実した先進装備を高次元で融合させた一台です。次世代モビリティの実力を、ぜひ試乗で体感してみてください。